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佐野元春 熊本ライブレポートコンプリートエディション

佐野元春 & THE COYOTE BAND WINTER TOUR 2012-2013 at 熊本 市民会館崇城大学ホール 2013.2.11 [complete edition]

今の音楽好きな、音楽を演ってるティーンエイジャー、例えば高校生とか。彼らのギターヒーローって誰だろう?そんなことを考えていた。

今回のウィンターツアーは2012年12月よりスタート。佐野さん自身の誕生日に「冬にはホールツアーを」と言うファンとの約束を果たした結果で、夏のツアー同様コヨーテバンドとのツアーだ。

2012年春のビルボードライブ、夏のツアーそしてウインターツアー。近年、ここまでアグレッシブな佐野さんて、珍しくない?もしかして、これからが佐野元春のキャリアハイ?(笑)まあ、ファンからすれば喜ばしいことだね。

熊本ライブは2010年アニバーサリーツアーパート2『ソウルボーイへの伝言』以来。こと市民会館となると、96年のフルーツツアーまで遡る。僕が市民会館で観た時は、まだバンドはハートランドだった。See Far Miles Prt2、20年前とちょっと前だ。

「冬にはホールツアーを」と言う言葉から、僕はてっきりホーボーキングとのツアーだと思っていたし、仲間達にもそう話していた。過去3回のコヨーテバンドとのツアーは何れもライブハウス。先入観は視野を狭くしてしまう。

ホーボーキングバンドは解散したわけではないけれど、6月の福岡で感じたコヨーテバンドとが今後はメインになるのかな?と。コヨーテバンドの面々もホボキンバンドに負けず劣らずの強者揃い。

僕が会場入りしたのは開場後30分くらい経った頃だった。ツアーグッズコーナーを横切ると、君をさがしている が流れていた。

今回ツアーがアナウンスされた時、迷わず家族を連れて行こうと思い、それならなるべく良い席で観せてあげたい。だから、30年を超えるファン歴を経て初めてFCにも入った。

残念ながら諸事情で家族で行くことは実現しなかった。せっかく棟梁も「Macopie、家族で来るの?だったら、王子は招待するよ!(U18フリー)」と言ってくれたのに…。スンマセン、妄想です。(笑)

しかしFC恐るべし。届いたチケット、二列目とか有り得んし(笑)先行予約開始から数日経ってたのに。ただ、僕自身はさほど、そこにこだわってないんだ。そんなことより大事なのはそこにいること。

で、MacBookのお姉さんはどこかなぁ~?なんて。え、そこぉ?(笑)最初別の人って思ってたけど眼鏡かけてはっただけやってん。

しばらくして、iPhoneディスプレイで時間を確認すると定刻から5分過ぎている。今夜は何分押して始まるんだろう?そう思っていたら、いわゆる黄色い歓声が上がり、周りが立ち上がり始めた。まだメンバー出て来てないのに(笑)

“仕方なく”僕も立ち上がると、ステージ左手から6月の時と同じく右手を挙げたフカヌーを先頭にメンバー登場!

コヨーテテーマはアーリーサマーの時とは違う曲?アッキーの、ドヤっ!てのがなかったような(笑)

そして、佐野さん登場。ギターを抱えて走って来るいつものスタイル。違うのはギターがいつもの赤いヤツ(シャア専用ではない。受けない)ではなくて、黒いグレッチだと言うこと。しかしこのグレッチ、もうお馴染みだね。僕は好きだな。テーマから間を開けずデビュー曲からショーの幕開けだ。

三曲終わって。元春ぅ~!、佐野さぁ~ん!歓声が飛び交う中で、

棟梁っ!

遂にやっちゃいました(笑)スルーすんなよ。ニコってくらいしてよ(笑)

そして、
「4,5年前。コヨーテと言うアルバムを出しました。そのアルバムから何曲か聴いて下さい」

いやぁ~、6年前だしとか思いながら、Oh Yeah Yeah Yeah Hey Hey Hey ! アゥッ!的な(笑)

二曲終わって。「今、嬉しい気持ちです。新しいアルバムが出来ました。(歓声に微笑んで)アルバムのタイトルは『Zooey』と言います。12曲入れている中から、先日リードトラックとしてリリースした曲を聴いて下さい」

アッキーのギターから『世界は慈悲を待っている』。僕の周りでは誰も歌ってなかった。まさか、みんな、まだ覚えてない?そんなことないか(笑)そしてこの曲、配信開始の日、早速ダウンロードしてリピートリスニングした時の数回目、遂に僕は座ってられず“元春ステップ”してたんだけど、真夜中に(笑)。この日この曲の佐野さんのステップは、あの夜の僕のそれとまんま同じだった。いや、ほんとに(笑)

そして『La Vita e Bella』を含め数曲終わり、佐野さんはエレピに移動。座って聴いてというようなことを言って『彼女』を歌い始め、終わるとそのまま『ワイルドハーツ』。

インターネットは便利だが、厄介だ。今回ツアーは何の情報もない状態で臨もうと思っていた。が、しかし。ツアー初日終了後からセットを含む情報メイルが頼んでもないのに飛び込んで来る。それも複数の方から。有難いんだけど、う~む(笑)だから『ワイルドハーツ』を演ると分かった時、この曲をはじめホーンセクションのある曲のアレンジがどうなるか?が楽しみだった。ああ、なるほどね、と言うね。アッキー、この曲好きなんだろうね。ずーっと歌ってたもん。

一曲終わって。(はっきり言ってこの曲は酷かった…。でも、敢えて歌う?ところが良いんだけど。)その後は終盤に向けてのスパート。

フィジカルなダンス メンタルなダンス。一回目は普通にリズムを取りながら歌う佐野さん。そこで“往年の”そのパートの振り?を僕がやってたのが目に入ったのか、二回目は佐野さんもやってくれた。続く99ブルース。一部で言われていたフェイクしたスマイルの後のニヤリは、やっぱり意味深だなぁ。この曲だったと思うけど、アッキーと僕のヘッドバンキングの競演( ^ω^ )

大好きな『ナポレオンフィッシュ』からタイトルナンバーを含め二曲。

『ロックンロールナイト』(泣かせやがって。このヤロー。笑)終わって、小松くんに支持。ダダン ダンダン。熊本ライブでの曲前の定番?MCもなく始まった『サムデイ』、場内大合唱。僕は逆らって(笑)歌わない。その時佐野さんの顔はこっちに向いている。サングラス越しの目線はどこかは分からないけど、他の曲は歌ってた僕を瞬間でも見て、「なんで、歌わないの?」って思っていたりして(笑)えーと、僕はメンバーと一緒にコーラスしてた。

「音楽には不思議な力がある。古いものと新しいもの。男性と女性。違うものを一瞬にして融合させる。今回、U18フリー。今回、キッズもたくさん来てくれています。キッズ、手を挙げて~」
「不景気だとか希望がないとか。そんなことを言っている大人たちの側で暮らすのは大変だと思う。(場内爆笑)でも待って。キッズたちに言いたいんだ。希望はあるよ、未来はあるよ、って。(場内爆笑、そして歓声)」
「音楽の持ってる力を証明してみたい。それにはみんなの力がちょっとだけ必要」

ヤングブラッズ!そう告げる佐野さん。場内大合唱。あ、この時は歌いました、ハイ(笑)。

何てぇんだ?あの叩くヤツ。曲間にステージにセットされた時、次、インディビジュアリスト演るんか?と思った。瞬間、脳内にはインディビジュアリストの間奏のホーンセクションが鳴っていた。

いったん終了。99ブルースとこのヤングブラッズの時、ホールの床(一階)揺れてた( ^ω^ )

本編ではサングラスを外さなかった佐野さん。赤いシャツに着替えた後はサングラスなしで登場。会いたいのに君がいない曲。袖で赤いヤツ(ストラト)がスタンバイ。

「学校で嫌なことがあって。うちに帰るとラジオを聴いて居たら、ポップミュージックやロックンロールに癒された。ラジオは言ってみれば僕の友達だった。

日常の中(ドライブ中とか幾つかの喩え)で、ラジオから曲が流れてきて。あ、この曲、良いなって。ラジオにはそう言った自分の知らない音楽との偶然の出会いがある。今はインターネットが発達して好きな音楽が簡単に見つけられる。だけども、そこには偶然の出会いはない。僕は今でもラジオが好きです。そんなラジオに対する思いを込めた曲です。知ってる人がいたら、一緒に叫んで下さい(笑)」

自分の知らない、良い音楽との偶然の出会い。これは期しくも前日の地元ラジオ番組でラジオDJの方も同じ趣旨のことを言われてた。

「不景気だとか希望がないとか言ってないで、今夜だけは景気よく行こう!みんな楽しんでるぅ~~?」

大歓声。

そして、シュンスケくんに支持を出す。Dr.kyOnにそうするように。タタタタン タタ タンターン♪ この素晴らしい熊本の夜!ムード盛り上がれぇーばー!一発オーケーは不満です(笑)。続くコール & レスポンス。佐野さん段取り飛ばしていきなり“愛する気持ちさえ~”って(笑)

二回くらいやったのかな?そこで思い出したのか、

「(少しMC後)もし僕が~、(中略)返して欲しいんだ。古くから僕のコンサートに来てくれてる人はそんなの知ってるよって。でも待って。U18フリー。(キッズは知らないだろ?と言いたげ)もし僕が~、(中略)返して欲しいんだ。やってみよう!」

悲しきレディオメドレー終盤。連続三回のあとオーラス一回。佐野さんに合わせて、僕もジャンプした。

すべて終了後再度メンバー紹介。そして、

「ツアーでは、僕らミュージャンだけではなくて、支えてくれてるスタッフがいます。僕は彼らに感謝しています!」
「スタッフの中に、ここ熊本で生まれ育った者がいます。言ってみれば、みんなの兄弟だ!」

スパムさんがその彼を呼び込んでる。いいから早く来いよ、てな感じで。その方(Fさん)の紹介。

「熊本だけじゃなくて、熊本以外のところから来てくれた方もいると思います。(鹿児島から来たよー!の声に微笑みながら)」

「ライブを演ってきて、分かったことがある。80年代ハートランド、90年代ホーボーキングバンド。そして今、コヨーテバンド。すべては受け継がれてゆくんだって」

この時ねぇ、フカヌー照れ笑いしてたよ。多分(笑)

「また新しいアルバムを携えて熊本で演奏します!それまで元気で待っていてください」

したい、じゃなくて、します!言い切ったからね、棟梁。熊本入ってなかったら許さんぞ?ゼッコーだ(笑)

終演アナウンスがあってトータルタイムは二時間。次回は、次回こそは家族とともに。

サイドテーブルにタンバリンがあったから、てっきり『君が気高い孤独なら』演ると思ったんだけどなー。

で、冒頭の疑問?の答えは僕としてはフカヌーだな。まぁ、アッキーの自己陶酔プレイ(アッキー、済まん。)も良いけど(笑)

途中、何度も今で言うエアギター。佐野さんほんとは、もっともっともっと!(←ライブの佐野さん口調で)ギター弾きたいんじゃないかな?

退場時に友人に再会。鹿児島から来たってさけんだのは、なんとその彼だった。グッズコーナーに続く階段でキッズに「未来はあるよ」と話しかけたのはご愛嬌と言うことで一つ!(笑)

そして最後に。そして最後に。そして最後に。会場の外では思いがけず同級生と30年近くぶりに再会。先ほど話しかけたキッズは彼のお子さんだったって言うね( ̄O ̄;)

誰も君のブルースを歌ってくれないと歌われるニューアルバムの中の曲。結局は自分のブルースは自分で歌うしかないんだけども、唯一代弁してくれるのは、それができるのは、佐野元春だけなのかもしれない。

実は座って聴いてた時、酔っ払ってました…f^_^;)

色んな意味で忘れられないライブになったな(笑)。

しかし、佐野さんがどうもディランに見えてしょうがないって言うね、うん( ^ω^ )

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